投資狂日記

自由を追求するブログ

ものごとの捉え方について

今日の株式市場は大幅な下落だ。株価が大きく下がったということだが、世間一般ではこれを”暴落”という。暴落というのは否定的なニュアンスだ。でも価格が下がるということは購入しやすくなるということであり、メリットである。だからバーゲンセールとなると人が押し寄せる。

デパートでバーゲンセールがあると人が押し寄せるのに、株式市場では暴落が起きるとみんなこぞって逃げ出す。価格が下がるという点では同じなのに、考えてみれば不思議なことだ。

 

私は、ものごと自体は良いも悪いもなく中立で、そのものごと自体をどう捉えるかにかかっていると思っている。ナイフは切る道具だが、使わなければ良い悪いもない。モノを切るには便利な道具となるが、その一方で人を傷つける凶器にもなりうる。どう使うかによって良くも悪くもなる。

 

株式市場ではどうか。暴落というものはバーゲンセールでもあるのだ。ほしいものを安く手に入れられると考えるだけでも気持ちが変わる。これは株式市場だけではなく、あらゆることに当てはまる。株式投資はギャンブルというネガティブなものなのか資産を築くポジティブな手法なのか等々。

 

ところで、私は株式市場のバーゲンセールがあると鼻息が荒くなるが、デパートのバーゲンセールには行かない。人が群がるところは嫌いなのだ。その点、株式市場のバーゲンセールでは一目散にみんな逃げ出してしまい、価値ある掘出し物が出てくることがある。あくまで価値があると思うものをできるだけ安い価格で買えるかどうかを判断し、バーゲンだからといって闇雲に買うことはしない。株式市場でもバーゲンセールではしっかりとした吟味が必要なのだ。