今回はエラン(6099)をチェック。
病院の入院患者や介護関連施設の入所者に対して、身の回り品を準備しなくても手ぶらで入退院・入退所できるサービスを提供している。衣類・タオル類・紙おむつ・ケア用品などをセットにし 、一日単位で必要なものを必要な時に利用できるシステムで「CSセット(ケア・サポートセット)」と呼んでいる。
私の父が病院に入院しているとき母が身の回り品を世話していたが、これが結構大変そうだったのを思い出す。もし、このサービスが利用できたら負担が軽くなっていたかもしれない。高齢化社会が進むことは確実で、エランの事業には需要がかなりあると考えている。病院・介護施設、入院患者・入所者双方にメリットがありエランにも利益が出る三方よしビジネスであるのもいい。
業績は着実に向上している。契約数が伸びており、一方で解約率は抑えられている。一度契約すれば解約されにくく、このことで業績の安定性が増すことになる。ROEは20%近くあり、自己資本比率は55%弱ある。営業キャッシュフローもしっかり増加しており稼ぐ力は充分にある。
2019年12月期予想では利益率がやや下がるものの増収増益を見込む。配当についても増配傾向にある。
株価水準は今のところ予想PERで40倍を超えていて割安とはいえない。配当利回りも低いが増配傾向にあるので長期的に考えるならば面白いと思う。
【独断と偏見による現時点での評価(5段階)】
成長性 ☆☆☆☆☆
割安性 ☆☆
財務健全性 ☆☆☆☆
投資魅力度 ☆☆☆☆
※あくまで個人的な見解であり、投資を推奨するものではありません。この記事により損失が生じたとしても責任は負いません。投資は自己責任でお願いいたします。