投資狂日記

自由を追求するブログ

分散と集中

投資では一般に「卵を一つの籠に盛るな」と分散の重要性が強調される。一方で、「卵を一つの籠に盛り見張っておけ」という集中投資という考え方もある。

 

私の場合は集中投資といっていいい。株式がメインで一部はREIT。その他には金とプラチナの積立をしているくらいだ。しかも株式は十数銘柄しか保有していない。しかし自分としてはこれでも分散しているほうだと思っている。集中的分散か分散的集中か。集中しているけど完全な集中ではない。分散しているが十分な分散とはいえない。どちらかというと集中寄りなのだ。だが他人からみれば明らかに偏っていると思うだろう。

 

一口に分散といっても、どのくらい分散すればいいのか。インデックス投資のように市場まるごと相手にしてしまうのがいいのだろうが、その市場を構成する銘柄の中には明らかに質の低いものが混じっている。その質の低いものを除いていけばよりよい成績になるはずだが、その質をどのように見分けるのか。ここで見分けるのは不可能と割り切ってしまうのもいいが、私はあえて悪あがきして見分けてみようとしたくなるのだ。

質を見分けるといったが、質ではなく価値といってもいい。価値を見分けるには深く知ろうとしなければならない。深く知ろうとすることがリスクを抑えることにもつながる。深く知ろうとすれば、時間に限りがあるから厳選せざるを得ない。だから結果として少数へと集中していく。

 

だから分散か集中の度合いは、対象を深く知ろうとするかどうかで変わってくるのだろう。ただ深く知ろうとしたとしてもそれが十分でなおかつ適切である保証はない。ただの独りよがりで終わるかもしれない。

でもそれでいいのだ。自分で納得してそうしているのだから。