先日、日経の記事で「FIRE」運動というのがアメリカの若者で拡大しているというのがあった。「Financial Independence, Retire Early(経済的に自立し、早く引退しよう)」の略だという。40歳前後でリタイアを目指し、自由に生きる選択肢を得ようということらしい。
人気グループの嵐が活動休止を発表したが、リーダーの「自由な生活をしてみたい」という意思表示もこうした動きに似ているような気がしてならない。
30代後半あたりになると、仕事に没頭する反面、このままでいいのかという疑問が頭に浮かぶ人も多いだろう。
私はいま40代後半になったが、40代になったころ思ったのは平均寿命からみて「もう人生の半分が終わった」ということだった。そしてまだ半分残ってはいるが、あと半分なんだなということを強烈に意識した。与えられた時間が有限で貴重なものでなおかつ後戻りができない。そう思ったとき、どう生きるか、生きていくかを考えるようになった。
そしてどう生きるかは自分で決めるしかない。様々な制約があるにしても、できるだけ自分が望む方向へ向かっていくべきだと思う。