投資狂日記

自由を追求するブログ

ナンピン買いはそんなに悪い手法か

昨日、芝浦電子株のことを書いた。今日、その芝浦電子株は午前中下落で始まり昨日より下げたので買い注文を出した。無事約定してしばらくすると株価は上昇に転じ、終わってみれば前日から2.51%上昇した。

 

この芝浦電子株の追加取得はいわゆるナンピン買いだ。

一般にナンピン買いは損失を拡大させる可能性が高い悪い手法だといわれている。行動経済学的にも自分の誤りを認めたくない心理が働き、追加取得することで購入単価を下げて損失の痛みを和らげようとしがちだと説明される。

だがいかなる場合もそうなのか。

 

割安だと考えて買った株式がその後さらに下落したとき、その株価が下がった要因が何であるかを吟味する必要がある。その企業自体の業績が明らかに悪化する材料がある場合と、株式市場全体を下げる要因に同調している場合では対応が違っていいはずだ。

 

芝浦電子株はもともと割安だと思って買った。そして最近になって大きく株価が下落した。業績自体には極端に悪化するような要因はなく、市場全体の悲観的要素で下落したもので、割安度がさらに増したと考え追加取得に動いた。

 

もちろん、こうした判断が誤りだったということもある。だが一方で、損切で売ってしまったことを後悔することもあるのだ。

ナンピン買いは悪、損切を早くするべき、というセオリーや常識はいつも有効なわけではない。危険なのはそういうセオリーにこだわりすぎ、考えることを止めてしまうことだ。