菅官房長官が「携帯電話料金は4割程度下げる余地がある。」と発言して波紋を呼んだ。家計に占める通信費が高止まりして家計を圧迫し、一方で通信会社の利益は積み上がっていることが念頭にあるのだろう。
確かに携帯電話料金が高いと感じる人は多いだろう。だけど、安くしたいのなら格安SIMという選択肢がある。実際、私は長年ドコモを利用していたが、数年前に格安SIMの通信料の安さを目の当たりにして格安SIMに乗り換えた。おかげで通信費は劇的に減った。その代わり失うものもある。店頭の行き届いたサービスはないし、端末も通信費とセットになっていなかったりする。それでも自由度の高い格安SIMを選び、特に大きな問題もなく満足している。
料金が高いのは高いなりに理由があるわけで、その理由に納得できればそのままでいいし、そうでなければ違う選択肢を考えればいい。ただ、通信料の高さに納得していなくても違う選択肢を検討するという作業が面倒な人が多いのだろう。
不満はあるけど行動に移すほどでもない、長年使っているから変更するのがなんとなくもったいない、とか消極的な理由だ。
本気で安くしたいと考えるなら、人はそうするべく行動に移すはずなのだ。
携帯電話だけではい。
タバコだって、本気でやめたかったらやめられる。実際私はやめた。
会社を辞めたいと本気で思ったから実際に辞めた。
逆に、公認会計士になりたいと思っていたけど、今思うとそれは本気ではなかった。だから試験に合格するまで勉強できなかった。
行動できないのは本気になっていない証拠だ。
携帯電話料金のことからこんなことを思った。