今日は、私の娘が見たいといっていた映画を妻と一緒に観に行くというのでとてもうれしそうにしていた。ただ座席を予約しようとしたとき、その映画を調べてみて「面白くなかった」という意見を読んだらしく、観に行くかどうか迷っているようだった。
今では映画のみならず本やレストランなどあらゆるものに他人の評価がついている。その評価を見て良し悪しを判断してしまいがちだ。評価どおりのこともあるし、そうでないこともある。
結局は他人の評価より自分がどう思うかが一番重要なことだ。他人にとってつまらなくても自分にはとても面白いということは頻繁にある。
だから自分の娘には、自分で感じたことを大切にしてもらいたいと思っている。観たいと思ったなら他人の評価など気にしないで観てくればいい。それで実際に観た後で自分の感想を持てばいいのだ。
だから「観ておいで」と勧めた。
子供には本や映画、演劇、ミュージカル、音楽、スポーツなどをできるだけたくさん鑑賞させたいと思っている。私自身がそういうものにあまり触れてこなかったこともある。だがそういうものに触れることが心を豊かにする。最近になってそう感じるようになった。
今日帰宅したら、娘が映画の感想についてたくさん話しかけてくるだろう。そういう話し相手になることもまた楽しい。