今ではもうだいぶ怪しくなったが、「大学を出て優良企業に就職し定年退職」という人生の王道みたいなレールが存在している。私は高校時代にこういうレールというものに違和感を持っていた。というより、反感を持っていたという方が正しいかもしれない。
そんなレールに乗った人生は楽しいのか?それでいいのか?と、思っていた。
そして今、レールから外れた人生を送っている。経済的に安定しているわけでもなく、養う家族がいるにもかかわらず、そういう選択をした。もちろんリスクがある。リスクをとって時間的な自由を手に入れた。時間的な自由といっても完全に自由なわけではなく、時間的な自由度を以前より増やしたということだ。なぜこんなリスクをとったかといえば、人生の満足度を上げるためだ。
でもなぜこんなリスクをとることができたのか。
それはやはり投資をしてきたからだろうと思う。投資はリスクをとらねばならない。そしてその結果が良くても悪くてもすべて自分の責任だ。投資を通じてリスクをとるということがどういうことかを身をもって経験してきた。
レールから降りたくてもレールから降りることが怖い人は、まず投資をやってみたらいいと思う。リスクをとってみて実感するのが一番いい。
失敗したらどうしようと、不安になることもある。私は時間的な自由は増えたけど経済的な自由にはまだ程遠い。でもいつだって可能性はある。
そして「なんとかなるさ」と口では言うが、内心は「なんとかする」と思っている。リスクをとると悪い方向へ行かないように自然と行動するようになるのだ。
レールに乗っていてもいつレールから外れるかわからない時代になった。降りるつもりがなくても、強制的に降ろされることだってありうるだろう。リスクをとる感覚を身に着け、いつでもレールから降りる準備ができていれば、人生の選択肢も増えることにつながるはずだ。