注目していたリニカルの3Q決算発表があり、同時に通期の業績下方修正が発表された。
下方修正の理由は、大型案件の延期で想定していた売上見込みを下回ったことと、案件を見込んだ人員の増加による人件費の増加及びオフィス移転による家賃増加により利益が減少したことによる。
中間決算のときも中間の業績下方修正はあったが、通期の予想は据え置いていた。だがこの3Q決算で通期の業績を下方修正したということをどう考えるべきか。
大型案件の延期ということは、来期には稼働する可能性があり利益も回復する可能性があるということだ。いや回復どころか大幅増加ということもありうる。それなら、今コケたところが絶好のチャンスという見方もできる。
今日の株価は下落率で上位となっており、この決算内容を嫌気しているのは明らかだ。来期の業績が期待できるならここまで大きく下がるだろうか。中間決算の時点で業績が落ち込むことは予想していたが、通期も下方修正したことが意外と思われたのか。
リニカルは成長性もあり利益率も高いので注目していて、今回の決算発表をうけて大幅下落したところで買おうかと思っていた。だが、どうも踏ん切りがつかない。なんだかもやもやした気分が残っている。最近の株式相場全体の低調な雰囲気が引っかかって躊躇させているのかもしれない。
ひとまず本決算まで様子を見てみるか。本当に悩ましいところだ。