前回、サンマルクホールディングスの決算発表の結果から保有株を売却することも視野に入れていた。だが予想に反して株価は急騰。急落することを覚悟していたので拍子抜けしてしまった。本当に株価の動きというのはわからないものだ。
だが、この株価急騰によってますます持株を売るいい機会ではないかと考えるようになった。株を買うときには吟味に吟味を重ねたうえで決めるが、売るときの判断というのは難しい。
売った後にさらに株価が上昇するのではないかとか、毎年受け取っていた配当金や株主優待がなくなるとかということが売る判断を鈍らせる。業績をもとに考えても、結局は自分の勘とさほど変わらない。でもその勘というのが案外馬鹿にできないのだ。
今年は日本トリムやJTなど持株を売却し、新たな銘柄に入れ替えてきた。幸いそれはうまくいったと思っている。
今回、サンマルクについても売却を考えたときに思いかけず株価が上昇した。これは売りどきを示しているように思えてくる。これも勘なのだが。
だがまだ早いような気もする。これも勘だ。
売る判断は本当に難しい。