財産という言葉もあり、また会計でいう資産の定義というのもある。
会計上の資産の定義は、いわゆる国際会計基準IFRSによると「資産とは,過去の事象の結果として企業が支配し,かつ,将来の経済的便益が当該企業に流入すると期待される資源をいう。」これでは難しいので、極端に簡単にすると要は「将来にキャッシュを生み出すもの」が資産ということだ。
では、不動産はどうか。他人に貸し出せば家賃収入を生むが、持ち家は資産と言えるのか。たしか「金持ち父さん貧乏父さん」では持ち家は資産ではないと言っていた。それは持ち家は収入を生まないからだ。だが、持ち家も売れば換金でき、買った時より高く売れればキャッシュは増える。そういう意味で資産ではないが財産ではあるといったところか。
資産運用というけど、自分にとっての資産とはなにかということを意識するのは案外必要ではないか。
絵画や骨董品のように人によってはとんでもない価値を持っているということもあるからだ。