投資狂日記

自由を追求するブログ

そもそも資産とは?

普段、何気なく「資産」という言葉を使っているが、その「資産」とは何なのかを考えたことはあるだろうか。

財産という言葉もあり、また会計でいう資産の定義というのもある。
会計上の資産の定義は、いわゆる国際会計基準IFRSによると「資産とは,過去の事象の結果として企業が支配し,かつ,将来の経済的便益が当該企業に流入すると期待される資源をいう。」これでは難しいので、極端に簡単にすると要は「将来にキャッシュを生み出すもの」が資産ということだ。

例えば株式は配当という収入を生み出すし、債券も利子という収入を生み出す。芥川賞を受賞した又吉直樹氏は、印税という収入を生む資産を持ったことになる。
では、不動産はどうか。他人に貸し出せば家賃収入を生むが、持ち家は資産と言えるのか。たしか「金持ち父さん貧乏父さん」では持ち家は資産ではないと言っていた。それは持ち家は収入を生まないからだ。だが、持ち家も売れば換金でき、買った時より高く売れればキャッシュは増える。そういう意味で資産ではないが財産ではあるといったところか。

私はインカムゲインを生むものを重視していて、「金持ち父さん」的な資産の考え方をしている。キャピタルゲインはあくまで副次的なものと考えている。

資産運用というけど、自分にとっての資産とはなにかということを意識するのは案外必要ではないか。
絵画や骨董品のように人によってはとんでもない価値を持っているということもあるからだ。