持株のひとつである日本トリムの第2四半期決算及び業績の下方修正が発表されました。
ある程度苦戦は予想していたのですが、ここまで業績が悪いのは意外でした。
前期に比べて純利益が53.4%減少していますが、この大きな要因は米国子会社の取引先に対する売上債権について貸倒引当金を繰入れて特別損失に計上したことです。この売上債権は前期の業績アップに貢献した遺伝子関連事業にかかわるもののようですが、遺伝子関連事業は今後が期待される事業なだけに気がかりではあります。
ただ、今回迅速に損失計上したことで悪材料が減ったことになります。医療関連事業は成長が期待できるものの当然リスクもありますが、大きな柱であるウォーターヘルスケア事業は安定的な収益が見込めます。ここが崩れないかぎり大丈夫ではないかと判断しています。
この「水」というのは今後注目を集めるかもしれません。とくに日本国内よりも海外、その中でも中国で可能性があるのではないかと思っています。中国は大気汚染が深刻な問題となっていますが水も同様です。
業績下方修正を受けてPERが上昇し、割安感はなくなりました。株価はもっと下がる可能性がありますが、成長性にはなお期待が持てますのでこのままホールドします。