先日、東京精密の決算が発表された。
半導体関連が好調であること、それと東京精密の財務内容が私好みでもあることから信用取引で300株買っている。だが、買ったはいいものの株価は芳しくない。業績はいいが、半導体は市況に左右されるから難しいということもある。
そんななかで決算発表。
売上は前年比13.4%増、純利益も28.3%増と予想通りいい内容だった。そして増配。ここまではいいとして、業績予想はどうか。
通期で売上高は7.7%増、純利益は3%増としている。半導体業界は好調とはいえ、スマートフォン関連で成長鈍化が懸念されていることから慎重になっているのだろう。
もっと長い目でみれば半導体の需要は増加していくとみている。IoTや自動運転、AI、VRなどあらゆるものに半導体が必要となる。半導体は「産業のコメ」ともいわれる。短期的には市況に左右されるが、長期的には有望と考えていいと思う。
予想PERは約14.5倍だから割安か。配当利回りは約2.5%と悪くはない。ROEが13%だがもう少し高い水準が欲しいところ。キャッシュは潤沢ということもあり増配で株主還元しているが、市場はもっと成長投資してほしいということでこの株価水準なのかもしれない。