投資狂日記

自由を追求するブログ

今日は都議選

今日は都議選だった。

テレビで選挙特番をしているが、つまらないので本を読むことにした。

読んでいるのはナシーム・ニコラス・タレブの「まぐれ」。

最近、タレブの「反脆弱性」という新著が出たが、それを読む前に「まぐれ」を読み返そうと思ったのだ。「投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」という副題にあるとおり、偶然や運というものと人間の思考や感情との関係について歯切れよく書いている。投資家として読んでおくべき本の一つではないかと思う。

 

「反脆弱性」も読みたい本だが、もう一冊読んでみたいのがあの村上ファンド村上世彰氏の著書「生涯投資家」だ。世間では村上氏を毛嫌いする人も多いようだが、誤解されているように思う。

「投資家」や「投資」というものに世間が抱いているイメージが未だに「楽して儲けている」とか「濡れ手に粟」みたいなことが背景にあるのだろう。資本主義とか株式会社、さらには株式というものがどういったものなのか他人に説明できる大人はどれくらいいるのだろう。子供に「株って何?」と質問されて正確に答えられるだろうか。サラリーマンの大部分は株式会社で働いているのに、株式会社というものを理解している人は本当に少ないと私は思っている。そんな中で世間の矢面に立った村上氏の思考にはとても興味がある。