投資狂日記

自由を追求するブログ

疾風に勁草を知る

ここのところ株式市場は不安定です。こういった状況にあると心理的にも緊張感を強いられます。

こんなとき「疾風に勁草を知る」という故事を思い出します。

後漢書・王覇伝」によると、後漢光武帝が初めて義兵を挙げたとき、旗色が悪くなってくると帝に従っていた者たちは逃亡していき、最後まで残ったのは王覇だけで、そのとき帝が王覇にこの言葉を言ったそうです。

「疾風」とは、速く激しく吹く風。
「勁草」とは、風雪に耐える強い草。

強い風が吹いたときに初めて、それに負けない強い草を見分けることができる。

すなわち、「困難や試練に直面したときに、はじめてその人の意思の強さや節操の堅固さ、人間としての値打ちがわかる」という意味です。

 

株式市場では絶えず株価が上下し、ときには暴落することがあります。リーマン・ショックのときのような事態が起きた時、投資家として「勁草」でいられるか。

苦しいときは自問自答するのです。

 

また、この言葉は企業にもあてはまります。経済環境が厳しくてもしぶとく生き残り着実に盛り返していくような企業こそ、本当に投資に値するといえると思うのです。

「勁草」である企業を見つけ出すには暴落という状況もチャンスなのです。