投資狂日記

自由を追求するブログ

長期投資について

株式投資において長期投資は王道といわれます。すなわち株を買ったらそのまま保有し続けるのがいいというものです。確かに複利効果を享受するのは長期投資が望ましいといえます。

ただ、この「長期」の意味するのは買ったらほったらかしでいいという意味であるとは思いません。株式を長期間保有すること自体が目的ではなく、結果として長期間保有していたというのが私の考える長期投資です。

複利効果を得るのは長期間であればあるほど効果が大きいですが、それは投資対象を適切に選択することが前提です。毎年赤字の企業の株式を長期保有したとしてもそれが報われる可能性は低いはずです。

利益をもたらすであろう投資対象を吟味に吟味を重ねて選び出したうえで投資しますが、それが適切であったかどうかは時間が経ってみないとわかりません。いきなり含み益をもたらす可能性がある一方、短期間で半値に落ち込むことも十分ありえます。そういう動きをある程度想定したうえで保有し続けるか否かを考えるのです。この判断が難しいところでしょう。

そして失敗だと思えばさっさと処分し次の機会を探す。そういったことを繰り返し、それでも売らずに残っている、結果として保有しつづけている、というのがうまくいった理想の投資ではないかと思っています。うまくいっているものをわざわざ手放す必要はないということです。