投資狂日記

自由を追求するブログ

保有株の急騰

先日、保有するクイック株が急騰した。

著名トレーダーが大株主に浮上したということが理由らしい。

それでこの急騰という現象について考えてみた。

 

株価が急騰したということは買い方が売り方より大幅に増えたからだ。なぜ買い方が増えたのか。最も単純なのは、「著名な投資家が買っているから」というものだ。だがこの単純な考えをもって投資する人は、あまり成功するとは思えない。他人の考えた結果についていくだけで、自分なりの考えがない。しかも著名な投資家は「既に」投資しているのであって、後でそれを知った時点で投資するのでは結果は当然違うものになる。そして失敗したときは、「あの著名投資家はダメだ」とかいって言い訳したりするのだろう。

買いたいと思う投資家が増える一方で、取引が成立する以上、売り方も確実に存在する。急騰した時にこの売り方に回れるのは賢いトレーダーなのだろう。

 

私はというと、何もしなかった。

会社の業績に直接影響するものではないし、何よりもこの程度の上昇では物足りない。長い期間をかけて含み益を増やしていくことを目指し、その過程で配当も享受していくという方針なので、会社の業績が明らかに悪化しない限り保有し続ける。

 

著名投資家の真似をしようとすることは悪いことではない。でも同じ銘柄を買うという真似の仕方はちょっと違うのではないかと思う。真似するのならその投資家の考え方や哲学、思考プロセスなどがいい。

私もバフェットやピーター・リンチ、ジョージ・ソロスなど偉大な投資家から考え方などを学びたいと思っている。

 

割安って何?

マネー雑誌を読むことはないのだが、マネー雑誌の新聞広告で「割安株」を特集していた。

この「割安」という言葉は曖昧だ。何をもって割安といえるのか。ある人にとっては割安だと思っても、別の人は逆に割高と思っているかもしれない。

割安ということは、本質的な価値に比べて安い状態ということだ。では本質的な価値というものをどう測るかが問題となる。

理論株価」という言葉がある。私も昔、この理論株価がわかれば市場の株価と比較して売買することができると思っていた。だが、この「理論株価」というのは確かに理論的に導き出そうとするが仮定や予想に左右され、結局はその人の見解・意見に過ぎなくなる。どんなに緻密にやったとしてもそれが正解かどうかなんてわからない。

そして投資家たちの様々な見解・意見が市場でぶつかりあった結果が株価となって現れる。市場での株価というのも突き詰めれば一つの見解にすぎない。

この市場の株価に対してどう思い、どう行動するか。

ここで自分で考えることが大事なのだ。

本質的な価値なんてわからないのだから市場価格そのものについていくというインデックス投資も合理的な考え方の一つだ。

私は本質的な価値というものを自分なりに追究したいと思う。